山本ゆうごブログ

山本ゆうごの仕事メモ

SIerではスキルが身につかないは聞き捨てならない

PG→SE→PM というSIerキャリアパスが納得いかないという若手の「気持ち」はわかるが、より「場数が必要」な形で成長するのは自然な話。

プログラマー35歳定年説というのもある。

23→ 25歳までのプログラミング能力向上にくらべて33→35歳のプログラミング能力の向上は緩やかになってるのはわかるでしょう。そうなると33→35歳の2年間で積むべき経験というのは変わってくる。35歳になるとプログラミングができなくなるんじゃなくて、35歳になればプログラミング以外のことができるようになっていてもいいということ。

  • 教え方の向上はあるよね
  • 根切り交渉の対応は向上するよね
  • 気分良く仕事をしてもらうためのスキルの向上はあるよね

人のモチベーションやお金の流れってそれそのものがサイエンスの対象しエンジニアリングの対象と言ってもいい。ソーシャルエンジニアリングって言葉は普通は秘密を盗み取る行為だけど、人々の意思決定の連鎖をチューニングするという観点でのソーシャルエンジニアリングというスキルはあってもいい。

学校や独学ではソーシャル・エンジニアリングの能力は身につかないけど35過ぎたらソーシャルエンジニアリングできてもよかろうと。それをPMという肩書で呼ぶのか「いろいろんな人間関係をうまくまとめれる大人」と呼ぶのかの違い。