山本ゆうごブログ

山本ゆうごの仕事メモ

学校・保護者向け連絡網アプリの課題

スタディサプリ連絡帳がサービス終了した。

学校からの配布物は課題とされる。

  • 子供が親に渡し忘れる
  • そもそも多い

目の敵にされがちで、ここをデジタル化すればいいんじゃないかという発想は誰にもある。

ただスタディサプリ連絡帳がサービス終了するように競合サービスもうまく機能してないように見える。

既存のアプリの評判をみる

Classi生徒用

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.classi.every&hl=ja&showAllReviews=true

Classiホーム

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.classi.portal&hl=ja

さくら連絡網

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.manta.sakura&hl=ja&gl=US

いずれのアプリもほどんと使い物になってないことがわかる。

実はLINEグループでいい

人クラスの子供と親はLINEグループで十分カバーできる。ただしLINEというサービスに会員登録してもらう必要があるし、LINEの広告も見てもらう必要がある。場合によってはLINEの課金ポイントに近づいてもらう必要がある。韓国資本が多めという観点でも、なぜ国外の国に個人情報を預けねばならないのか?というクレームもある。(ただし、スマホを使う限り、AppleとGoogleに個人情報はたっぷり預けてる)

実はメーリングリストでいい

LINEでなくてもメーリングリストでも構わない。ただし日本のメールの事情が特殊で、キャリアメールを使ってる人が多い。キャリアメールはコンテンツベースでの迷惑メールフィルタがないので、ドメイン指定で許可をしてもらうことでしか疎通できないユーザーが多い。まともには届かない。

デジタル化すると本人確認が面倒

「そのクラスの子供と親にだけ届くシステム」はどうやって構築したらいいのか。LINEグループにしてもメーリングリストにしても、招待の導線の中に、「クラスの生徒と親しかアクセスできない」という仕組みは作るのが大変。

そもそもインターネットにアクセスできることは大前提?

スマホもPCもない人はどうしたらいいのか?入学時点でメールを受け取る機器(スマホ・インターネットにつながったパソコン)をお持ちであることが義務教育を受ける上での必須条件にするしかない。そもそも90年代までは自宅に固定電話がないと銀行の口座さえ作れなかった。それに比べれば国民が持たねばならない通信手段の敷居はずっと低い。

ショートメッセージはダメ?

テキストのみしか伝えれない割には金がかかりすぎる(1通10円以上)。

 とはいえ紙での配布はたかすぎるのでは?

リソグラフの印刷コストは1円強。+紙代はかかるけど、コピーよりもかなり安くで印刷できる。

落とし所:Gmail + GoogleGroups+GooleDrive

無料でできる。PCでも使える。ドキュメントを共有できる。などのメリットはある。ただしここまで無料でカバーできるのはGoogleだけになる。外国企業に全情報を握られてる。GoogleGroupsに招待をするにはgmailアドレスを教えてもらわねばならないが、教えてもらうためのフォームを別途設置して、メールアドレス他の個人情報をもらって本人確認をする必要がある。