山本ゆうごブログ

山本ゆうごの仕事メモ

大きなファイルを送るときの選択肢

オンラインストレージ

BOX,GoogleDrive,OneDrive,Dropboxと種類はあるけど、価格面での決定的な差はもう少ない。

Box(社外とのやりとりならイチオシ)

  • 価格
    • 無料:10G
    • 522円:100G
  • 良い点
    • 期間限定シェアができる
    • 誰がみたかがわかる
    • ファイルリクエストといってアップロード専用フォームも作れる
    • APIが充実
  • 悪い点
    • みんながアカウントを持ってるというわけではない(が、一方が有料版であれば十分)

GoogleDrive(ほっといてもそばにいる)

  • 価格
    • 無料:10GB
    • 250円:100GB
    • Google WorkSpace Business Standardなら2TB
  • 良い点
    • 殆どの人がアカウント持ってる
    • 殆どの人が個人アカウントで操作を覚えることができている
    • クラウドストレージとしてだけではなく、スプシなども含めると多くの人が使っている
  • 悪い点
    • GoogleDrive,Gmail,GooglePhotoと、容量を合計されたりとサービスの継続性が弱い
    • GoogleDriveのデスクトップアプリが不安定なのでブラウザで使う前提
    • 匿名ユーザへの有効期限つきの公開ができない
    • GoogleDriveのデスクトップアプリがドライブファイルストリームとしてローカルと同期を取るモードなのかどうかが伝わりづらい

OneDrive

  • 価格
    • 無料:11GB
    • 229円/月:100GB
    • Microsoft 365 なら1TB
  • 良い点
    • Windowsと密結合
    • 有効期限つきの公開ができる
  • 悪い点
    • SkyDriveの頃からプランがころころ変わっていて、サービスの継続性がない

Dropbox

長らく使ってないのでここ最近の機能を知らないです。

ギガファイル便(番外)

  • 価格
    • 無料
  • 良い点
    • 300Gまでアップロードできる(BOXでも2Gが最大)
  • 悪い点
    • 1ファイルで100Gを超えるファイルなど大きすぎて送受信の時間が目立つ
      • 4K/60fpsでGoProで撮影しても2時間で100Gはいかない
      • ここまで大きなファイルはオブジェクトストレージを使う方がいい
    • 広告モデルなので導線が分かりづらい

オブジェクトストレージ

以下で紹介するオブジェクトストレージはいずれもAWS S3互換のインターフェースをもってる。

AWS S3

  • 良い点
    • オブジェクトストレージの草分け的存在
    • 使ってる事例が多いので学習難易度が低い
  • 悪い点
    • バケット作ってユーザ作ってポリシー作ってアタッチしてという作業が初心者にはハードルが高い

Google Cloud Strage(GCS)

  • 良い点
    • AWS S3と互換性を持ってる
    • BigQueryなどとの連携時には通信費が安くて住む
  • 悪い点
    • S3に対する大きな優位点がなくあえて選ぶ理由が少ない(だったら情報が多いAWSでいい)
    • APIを利用するにはプロジェクトを作る必要があって初心者泣かせ

wasabi

  • 良い点
    • 基本はバックアップ用途。長期保存するにはダントツで安い
    • 転送量課金がない(S3はこれが高い)
    • APIリクエスト課金がない
  • 悪い点
    • ファイルをアップしてすぐに消しても90日間保管したことになるので頻繁に更新するには向いてない
    • 安いと言っても1TBで7ドル/月

まとめと使い分け

  • GoogleWorkSpace使ってるならドキュメントはまずはGoogleDrive
  • 社外とのやりとりで権限を細かく制御したいならBOX
  • 大容量ファイルのバックアップならwasabi