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AI等を用いた契約書等関連業務支援サービスの提供と弁護士法第72条との関係について

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AI等を用いた契約書等関連業務支援サービスの提供と弁護士法第72条との関係について

このプレスリリースをみての所感

www.businessinsider.jp

「AI等を用いた契約書等関連業務支援サービスの提供と弁護士法第72条との関係について」の本体は https://www.moj.go.jp/content/001400675.pdf に公開さている。

ガイドラインがでたことで、合法違法の線引ができたことは好ましい。 法務省も前向きというスタンスもわかる。

ただし、ガイドラインでやっていい範囲をみると、これめちゃくちゃ厳しくないか。

1)お金とるとらない問題 法律相談でお金とったらだめだからね。有料サービスへの誘導もだめ。これはわかる。

2)雛形の提供ならセーフ

  • 質問に答えながら雛形を組み合わせるのもセーフ
  • ユーザのフリーワードを添削したらアウト
  • ユーザーのフリーワードを文字列一致で検出するのはセーフ
  • ユーザが直接使うんじゃないくて弁護士が使う分には何してもセーフ

セーフの範囲はわかった。あると便利だよね。ただそれってAIなの?Wordのマクロで十分じゃない?素のJSでできるんじゃない?「階層化された雛形ツール」でさえもこれまではグレーだったことを思うと十分な進歩だけど、添削からアウトとなると、みんなが期待するAIじゃぁない。