いわゆるWebエンジニアを募集しているとポートフォリオを作ってくる人がいる そのほとんどが何かしらのSNSをポートフォリオにしている。
以下ポートフォリオはあまり参考にならないという理由を挙げる。
サービス開発観点
ちょっとしたSNSを作ってくる人がほとんど。 コンシューマー向けサービスの実装例としてはありだが、そもそもそんなSNS誰も使わない。 なぜ今SNSをつくろうと思ったのか?リリースして使われた?使われるためには次は何をしようとしてる?という「ポートフォリオに対する質問」に答えれる人が殆どいない。
サービス観点で評価に値するポートフォリオ
例えば、以下のようなポイントがあれば、評価できる。
- 無料ですが毎日200人が使ってるサービスです(アクセスログが成果物)
- 10人ですが月額課金ユーザーがいます
- 私はこのTODOリスト使って毎日使って半年になります
- 私はこの単語帳アプリでTOEICの点数を上げて院試も合格しました
- お母さんが毎日使っています
例えば10人の月額課金ユーザならそういうメルマガでも構わない。その場合技術はあまり要らないかもしれない。よいWebサービスを作るというのは必ずしも技術は必要ではない。
技術の観点
TODOリストを作るだけならチュートリアルでできてしまう。学習をしたというだけであって、試験を通過したわけではない。
- herokuにデプロイするだけならサーバーサイド側での操作は要らない。技術の腕前を見せたいなら、あえて面倒なことをすべき。
- それこそフレームワークを使わずに素のPHPでTODOリストを作りましたなど。
- MySQLを使わずに自前のファイルシステムでDBモドキを作りましたなど。
- Clound9を使わずに手元のPCで開発環境を作る
- クラウドサーバーを使うのではなく自宅サーバーで公開する
純粋に技術力を図るなら、試験を受けるのもあり。
- 情報処理技術者試験は実務を経験してないならちょうどいい
- 合格率は5割。楽しんでできるかどうかでもいい
- 学生なら基本情報でもいい。
- AtCorderのプログラミングコンテストに参加してもいい
- 実務とは違うけどああいう文字だけで課題が出されることにへこたれないということは伝わる
- Paizaのスキルチェックならもっと低い敷居から始めれる
逆に動画で学ぶ系をやったこと自体はでは評価にならない。テキストベースで勉強を進めれる能力の方が求められてる。ほとんどのレファレンスはテキストベース。README.mdが動画になる気配はまったくない。